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2009年04月05日

種は地に落ちた

  そもそも、「マイナスイオンの力を応用した洗浄液は作れないものか?」と言い出したのは
堀井氏である。 マイナスイオン水の研究や経験では、私のほうがはるかに長いのだが、「これを
産業面で生かして、製品として販売しようではないか?」という彼の発想には非常に感心した。

マイナスイオン水(ただし高純度でなければ無理!)を使うと洗剤も確かに少なくて済むし、
はこりや汚れもつきにくくなり、洗うたびに輝きを増してくるという、非常に素晴らしい
特徴がある。 だから、「作れないか?」と聞かれたら「それは出来ると思います。」と自然に
答えた私だった。 しかし、そこからが・・・難題また難題だった。 まあ、商品開発なんて
いつでもそんなもの、楽させてもらう事は先ず無いのだから・・・慣れたものだけど、でも
出口が見えない期間というものは、そう嬉しいものではない。 しかし、次第に手ごたえを感じて
きて、ついに試作品を現場で使ってもらうまでになったのは素直にありがたい事だと思う。  


Posted by センムー at 21:38Comments(0)

2009年04月05日

「それって約束が違いませんか?」

 「開発してもらった洗浄液なんだけど、他の使い方ではすごく好評さ。だけど一つだけ油汚れの
ひどい食器を洗うと、食器はきれいになるんだけど、手にうっすら油が残るようなのが気になる
っていうお客が多いんだよ。これをクリアーしないと、この商品大ヒットはできないね。」そう
堀井(仮名)氏から聞かされた私は思わずのけぞりそうになった。

(だって、これ、多目的用ということで、ガラスやテーブル家具、床など住まい用に開発したん
ですよね。それが、使い勝手がいいからということでエスカレートして、ついには焼肉のお皿
も洗ったわけですよね。 マイナスイオンの力を使って、界面活性剤ゼロ、環境、体にいい
洗浄液とのテーマで、限界まで配合を追い込んで、製法も開発して、やっと一段落したら 今度は
これ? それって約束が違いませんか?)そう、口元まで出掛かった言葉を呑み込んで、
「わっかりました。やってみます」と言うしかなかった。だって、お客様の声は・・・すべてだから。

 また、あの出口の見えそうに無いトンネルに入って行くかと思うと、半分トホホ、半分「やったるで」
の思いが正直なところ。 しかし、やるっきゃないのだから、行こう!!  


Posted by センムー at 09:27Comments(0)